STRADIVARIUSレーベル(イタリア)
現代音楽のスペシャリスト、マルコ・フージによる
シャリーノとシェルシの作品集!
STR 33807
「ジャチント・シェルシ(1905-1988):コレクションVol.7」
組曲第6番「Tyのカプリッチョ」 [ピアノ独奏]
ディヴェルティメント第1番 [ヴァイオリン&ピアノ]
L’ame ailee / L’ame ouverte [ヴァイオリン独奏]
Xnoybis [ヴァイオリン独奏]
マルコ・フージ(ヴァイオリン)
アンナ・デリコ(ピアノ)
録音:2015-16年、62’43
※好評のシェルシ・コレクション第7弾は現代音楽のスペシャリスト、マルコ・フージらによるヴァイオリンとピアノのための作品集です。
シェルシのひとつの音を徹底的に聴き込み、その音の倍音や音色から音楽を構成しようという作曲姿勢はセリー音楽に行き詰まったヨーロッパ前衛音楽に衝撃を与え、スペクトル楽派に決定的な影響を与えた。第7集ではヴァイオリンとピアノのための作品を収録。ミニマリズム形式のピアノ曲“組曲第6番”は妻ドロシーに捧げた作品。
STR 37057
「サルヴァトーレ・シャリーノ(1947-):ヴァイオリンとヴィオラのための作品全集」
夜の果て(ヴィオラのための)
6つのカプリッチョ(ヴァイオリンのための)
カプリッチョ・ディ・ウナ・コルダ(ヴァイオリンのための)
3つのノットゥルノ・ブリリアンテ(ヴィオラのための)
自分自身へ(ヴァイオリンのための)
マッティアのために(ヴァイオリンのための)
マルコ・フージ(ヴァイオリン、ヴィオラ)
録音:2016年6月29日-7月1日、44’47
※イタリア作曲界の重鎮、サルヴァトーレ・シャリーノ。独学で作曲を修めたシャリーノはノーノらにその才能を認められ、その後、時代に応じて様々に作風を変化させ、近年の作品は特殊奏法を駆使したますます斬新で未聴感あふれる音楽となっている。このアルバムは独奏ヴァイオリン、独奏ヴィオラのための作品をまとめたもの。1970年代の4曲と初録音となる2009年に作曲された“カプリッチョ・ディ・ウナ・コルダ”と“自分自身へ(Fra sé)”を収録。空いた作曲期間の長さからの作風の違いも興味深いところ。
レコ芸海外盤REVIEW特選!村上景子のバス・フルート作品集!
STR 37070
「Atem Lied」~バス・フルート作品集
ドイナ・ロタル(1951-):日本庭園(バス・フルート、ピッコロ&テープのための)
アンドレア・サルト(1979-):サルモ138(バス・フルート、反響する空間のための)
細川俊夫(1955-):息の歌(バス・フルートのための)
ブライアン・ファーニホウ(1943-):ムネモシュネ(バス・フルート、事前に録音したテープのための)
パオロ・アラッラ(1960-):カロス第2番(バス・フルート、エレクトロニクスのための)
村上景子(バス・フルート)
ジュリアン・リゴー(サウンド・エンジニア)
録音:2015年1月~2016年3月、スタジオ・プロトソン 57’32
※レコード芸術2017年6月号海外盤REVIEWで特選!
島根大学でフルートを学び、ストラスブール音楽院フルート科を卒業。2003年よりリネア・アンサンブルに在籍し、現在ストラスブールを拠点に活躍するフルート奏者、村上景子による「呼吸と音楽の関係」をテーマにセレクトされたバス・フルートのための現代作品集。
ファツィオリのグランド・ピアノF278を用いて2台ピアノ演奏!
シャリーノ、リゲティ、アペルギスら現代の名曲集!
STR 37058
「2台ピアノ」~アペルギス、カスティリオーニ、デュフール、リゲティ、シャリーノによる2台ピアノ作品集
サルヴァトーレ・シャリーノ:ソナタ [1966](世界初録音)
ジェルジュ・リゲティ:2台のピアノのための3つの小品 [1976]
ジョルジュ・アペルギス:アルター=フェース [2004] (世界初録音)
ユーグ・デュフール:太陽の獲物 [2005]
ニッコロ・カスティリオーニ:グリーグへのオマージュ [1981] (世界初録音)
アルフォンソ・アルベルティ&アンナ・デリコ(2台ピアノ)
録音:2016年6月14&15日、ファツィオリ・コンサート・ホール、サチーレ(イタリア)、75’12
※イタリアの人気ピアノ・メーカー、ファツィオリのグランド・ピアノF278を用いて2台ピアノ演奏!シャリーノ、アペルギス、カスティリオーニの作品は世界初録音!現代音楽の2台ピアノ作品集。
カスティリオーニはミラノ音楽院出身での作曲家兼ピアニスト。中世の哲学や神話学を研究していたこともあり、楽曲も繊細な弱音と神秘的な響きを意識した作品です。シャリーノがまだ10代のころに作曲した世界初録音曲“ソナタ”も細やかなパッセージで鍵盤の上を音が走っていくような、音の粒が張り巡らされた作品です。
※その他STRADIVARIUS新譜
STR 37030
「交差点」~ロサルバ・クインディチ&ジュリア・ロルッソ作品集
①ロサルバ・クインディチ(1976-)&ジュリア・ロルッソ(1990-):十戒の形式による哲学の称賛(3人の朗読者、ソプラノ、フルート、ヴィオラ、パーカッションのためのオペラ=リーディング)
②ロサルバ・クインディチ:インテルメッツォ(クラシック・ギターとパーカッションのための)
③ロサルバ・クインディチ:イン・コルティ・ヴァガンティ(アンサンブルのための)
④ロサルバ・クインディチ:コルピ・ディラマンティ(パーカッションのための)
⑤ジュリア・ロルッソ:表面上(弦楽四重奏のための)
⑥ジュリア・ロルッソ:動きをもって(アコーディオンとライヴ・エレクトロニクスのための)
①ジェミニアーノ・マンクージ(指揮)オペラ=リーディング・アンサンブル
②ルーベン・マッティア・サントローザ(クラシック・ギター)
②④ルチオ・ミエーレ(パーカッション)
③アンサンブル・インターフェース
③モーリス・ドンネ=モネ(指揮)
⑤クァルテット・プロメテオ、
⑥ジャン=エチエンヌ・ソッティ(アコーディオン)
⑥ジュリア・ロルッソ(ライヴ・エレクトロニクス)
51’58
※イタリアの若手女流作曲家2人による共作と、それぞれの作品を収録したアルバム。
STR 37052
「マルコ・クアリアリーニ(1973-):Riflesso」
①クプレ(フルート、クラリネット、ヴァイオリン、チェロのための)
②エミリー・ディキンソンの5つの詩(ソプラノとアンサンブルのための)
③リフレッソ(クラリネットと弦楽三重奏のための)
④3つのクプレ(フルート、クラリネット、ピアノ、パーカッション、ヴィオラ、チェロのための)
デダーロ・アンサンブル
リューバ・ベルガメッリ(ソプラノ)
ヴィットリオ・パリジ(指揮)
録音:2016年5月1日-3日、56’04
※1973年イタリア生まれのピアニスト兼作曲家、マルコ・クリアリーニ。2009年、ローマのサンタ・チェチーリア国際作曲コンクールで3人のファイナリストに選ばれ、様々な団体からの委嘱作品も多数発表している若手現代音楽作曲家です。今作は室内楽のための作品を収めたもの。
STR 37056
「私の魂はただ火と氷を持つに過ぎぬ」
~バリトンとヴィオラのための作品集
①グスターヴ・ホルスト(1874-1934):声とヴァイオリンのための4つの歌Op.35
(シュルツによるバリトンとヴィオラへの改作)
②レイフ・ヴォーン・ウィリアムズ(1872-1958):牧場にそって
③ルイス・デ・パブロ(1930-):Solo-Kunst[3つのフーガ](バルベッティによるヴィオラへの改作)
④ハルトムート・シュルツ(1964-):Salutatio Virtutum
ハルトムート・シュルツ(バリトン)
マウリツィオ・バルベッティ(ヴィオラ)
録音:2016年8月12-14日、57’48
※20世紀から21世紀にかけて作られたバリトンとヴィオラのための3つの歌曲集(ホルストはヴァイオリンをヴィオラに改作)と、クラリネット作品であるルイス・デ・パブロの“Solo-Kunst”のヴィオラ版を収録したアルバム。ピアノ伴奏とは異なる穏やかで牧歌的な雰囲気に包まれた歌曲集です。
ホルストの“4つの歌Op.35”はもともと歌と、ヴィオラではなくヴァイオリンで演奏される作品ですが、バリトンとヴィオラで演奏されることによって、より落ち着いた低音で美しく歌われます。ヴォーン・ウィリアムズの“牧場にそって”も澄んだ静寂とメランコリックな雰囲気に満ちています。
STR 37067
「Fabula ut」~声とフルートのための即興曲
ニコラ・サニ:蝶々からの想像(ピッコロ)
グイド・バッギアーニ:蝶(C管フルート)
カルロ・アレッサンドロ・ランディーニ:エラン(C管フルート)
カルラ・マグナン:詩会の出会い(C管フルートと声)
マウロ・カルディ:PASTELLI SUL PACK(C管フルート、G管フルート、ピッコロ)
ジャンカルロ・カルディーニ:5つのバガテル(C管フルート)
マルチェッロ・パンニ:インカント(C管フルート)
アンジェロ・ルッソ:コントラスティ(C管フルート)
ダニエレ・ロンバルディ:煌めきのアダージョ(バスフルートと声)
ファビオ・チファリエッロ・チアルディ:ゲームの年、侵入禁止の年(G管フルートと声)
アルカディオ・ベンヴェヌーティ(フルート)
モニカ・ベンヴェヌーティ(ソプラノ)
リリアナ・ポーリ(ソプラノ)
ピア・ルイジ・ベルドンディーニ(声)
録音:2007年~2014年, 72’55
※10つの寓話から生まれた声とフルートのための詩的即興曲。音楽と詩の新しい出会い。
STR 37068
「エリック・マエストリ(1980-):ル・コース」
①アウトリトラット Ⅱ(ピアノ独奏)
②アウトリトラット I(ピアノ&弦楽三重奏)
③ル・コース(ヴァイオリン独奏)
④アンコーラ・アンコーラ・ラ・ノッテ(弦楽三重奏)
⑤トレ・カーゼ(クラリネット、弦楽三重奏、ピアノ)
⑥ナトゥーラ・デリ・アッフェッティ(ピアノ独奏)
ランスタン・ドネ(器楽アンサンブル):
【⑤マチュー・ステッファヌス(クラリネット)、
①②⑤⑥カロリーヌ・クレン(ピアノ)、
②③④⑤古川沙織(ヴァイオリン)、
②④⑤エルサ・バラス(ヴィオラ)、
②④⑤ニコラス・カーペンティエ(チェロ)】
録音:2016年6月17日、2015年12月18-19日、62’25
※1980年イタリア生まれ、フランス在住の作曲家、エリック・マエストリ。今作は初めてのモノグラフィック・アルバム。ブレシア、トリノ、ストラスブールなどで作曲さらには哲学も学び、ジルベルト・ボスコ、イヴァン・フェデーレ、ヤン・マレシュなどに師事。今作はピアノ、室内楽の作品を収録。
STR 37073
「バッハ、ルーマン、スカルラッティ、テレマン、ヴァイス:ギター演奏集」
ゲオルク・フィリップ・テレマン(1681-1767):無伴奏ヴァイオリンのための12のファンタジアより第1番、第7番
シルヴィウス・レオポルト・ヴァイス(1687-1750):シャコンヌ
ユーハン・ヘルミク・ルーマン(1694-1758):ヴァイオリンのための 「エッセイ」第2番
ヨハン・ゼバスティアン・バッハ(1685-1750):無伴奏ヴァイオリンのためのパルティータ第2番ニ短調BWV1004より“シャコンヌ”
ドメニコ・スカルラッティ(1685-1757):ソナタK208、K380、K322
エネア・レオーネ(ギター)
[フランシスコ・シンプリシオ1929年製]
録音:2016年8月、62’17
※ミラノ生まれの作曲家兼指揮者のヴィト・ロ・レ(Vito Lo Re)。ミラノ音楽院でシルヴィア・ビアンチェラ、ブルーノ・ベッティネッリに作曲を学び、クラシック・ギターをロッコ・ペルッジーニ、合唱指揮をフランコ・モネゴに師事。指揮者として活躍するかたわら、演劇、映画、テレビやドキュメンタリーなどの音楽を手掛けています。今作は彼が作曲した作品を自身の指揮で録音した自作自演集。ロマンティックで美しいメロディに溢れた、まさに情景が目に浮かぶような情感たっぷりの楽曲ばかり!知らないでいるのはもったいない!と思ってしまうアルバムです。
STR 37076
「ヴィト・ロ・レ:35mm」
洋上の船/陽のあたる水辺/フェードアウト/
アレグロ・コン・ブリオ/とらわれたアリシア/庭の遊び/
街の散歩/ピツィカーティッシモ/家へ帰る/
マレフェムミネ/ブレイブ・ハート/キリストと指環/
グランド・キャニオンでの追跡/教会で/森の中に潜む/
疑惑の影/コール/永遠の愛/私の子供/鏡の愛/
とらわれたアリサ(フューチャリング・ネッロ・サルツァ)/
新しい希望/バリケード
ヴィト・ロ・レ(指揮)
ブルガリア国立放送交響楽団
マケドニア放送交響楽団
ネッロ・サルツァ(トランペット)
47’56
※ミラノ生まれの作曲家兼指揮者のヴィト・ロ・レ(Vito Lo Re)。ミラノ音楽院でシルヴィア・ビアンチェラ、ブルーノ・ベッティネッリに作曲を学び、クラシック・ギターをロッコ・ペルッジーニ、合唱指揮をフランコ・モネゴに師事。指揮者として活躍するかたわら、演劇、映画、テレビやドキュメンタリーなどの音楽を手掛けています。今作は彼が作曲した作品を自身の指揮で録音した自作自演集。ロマンティックで美しいメロディに溢れた、まさに情景が目に浮かぶような情感たっぷりの楽曲ばかり!知らないでいるのはもったいない!と思ってしまうアルバムです。