299MUSICレーベル(日本)
音楽もまた、業の肯定たれ
ピカレスク 無伴奏チェロ作品集/丸山泰雄(チェロ)
NIKU-9031 2,800 円+税
ピカレスク 無伴奏チェロ作品集/丸山泰雄(チェロ)
①-④ジョヴァンニ・ソッリマ(1962-):コンチェルト・ロトンド(1998)[21’01”]
I. Lento con libertà
II. Allegro
III. Yafù
IV. Allegro
③-⑤平野義久(1971-):ピカレスク ~ 丸山泰雄に捧ぐ~(2018)[14’06”]
I. 佐平治(居残り佐平治より)
II. 長吉(双蝶々より)
III. 与太郎
⑥-⑩ベンジャミン・ブリテン:無伴奏チェロ組曲第1番Op.72(1964)[24’21”]
Canto primo
I. Fuga
II. Lamento
Canto secondo
III. Serenata
IV. Marcia
Canto terzo
V. Bordone
VI. Moto perpetuo e Canto quarto
⑰ナローン・プランチャルーン(1973-):ファー・フロム・ホーム(2004)[09’17”]
⑱フィリップ・グラス(1937-):オービット(2004)[07’27”]
丸山泰雄(チェロ)
録音:2020 年8 月12-14 日 相模湖交流センター「ラックスマン・ホール」
DXD 24bit/352.8kHz RECORDING [76’42”]
※クラシック音楽界に於いて類なき精彩を放つチェロ奏者 丸山泰雄。そんな彼の最新作がこの怒涛の無伴奏作品集である。「え?多重録音?」と思わず訝しんでしまうソッリマの「コンチェルト・ロトンド」や “一人ダンス・バンド” を展開する平野の「ピカレスク」、タイの伝統音楽から着想を得たプランチャルーンの「ファー・フロム・ホーム」など、丸山の規格外のテクニックと表現力が遺憾なく発揮された一枚。丹田に染み入る魂の演奏を、体感せよ。
丸山泰雄(チェロ) Yasuo Maruyama, cello
1987年、東京藝術大学音楽学部卒業。1989年、第58回日本音楽コンクール第1位、併せて増沢賞・特別賞を受賞。プレミオ・パオロ・ボルチアーニ弦楽四重奏国際コンクール(イタリア)第3位及び特別賞、マルクノイキルヒェン国際器楽コンクール(ドイツ)チェロ部門特別賞、東京国際音楽コンクール第2位及びアサヒ・ビール賞、第2回日本室内楽コンクール第1位及び特別賞。1992年9月より、文化庁海外研修員としてベルリン芸術大学に留学、ディプロマを最高位で取得。現在はチェロの可能性を広げるコンサート企画を次々と打ち出し、ソロ・室内楽で活動している。
一方、主要オーケストラの客演首席としても活躍しており、紀尾井ホール室内管弦楽団、トウキョウ・ミタカ・フィルハーモニア(首席)メンバー、弦楽四重奏団ヴィルタス・クヮルテット及びスーパー・チェロ・アンサンブル・トウキョウのリーダー。
いわき市民有志とともに「いわき室内楽協会」を設立し、 ミュージック・ディレクターに就任。
2013 年第2 回ウイーン・フィル&サントリー音楽財団音楽復興祈念賞受賞
使用楽器:バルトロメオ・パスタ(1674 製 ミラノ)