世界的リュート奏者今村泰典のQUERSTANDへの第2弾!
QUERSTAND(ドイツ) VKJK 1303
「バルバラ・ストロッツィ:わが涙」
~ストロッツィ、ピッチニーニ、ストラーチェ、フレスコバルディ、カプスベルガーの作品
ストロッツィ:わが涙/
ストロッツィ:もしあなたがそう望むなら、私はそれで構わない/
ピッチニーニ:トッカータ第12番(テオルボ・ソロ)/
ピッチニーニ:コレンテ第5番(テオルボ・ソロ)/
ストロッツィ:私が何をしたというのだ/
ストラーチェ:シャコンヌ(チェンバロ・ソロ)/
ストロッツィ:閉じなさい、大胆不敵な唇を/
フレスコバルディ:カンツォーナ第1番(チェロ・ソロ)/
ストロッツィ:恋するヘラクレイトス/
ストロッツィ:私のリラよ、悲しまないで/
カプスベルガー:カプスベルガー(テオルボ・ソロ)/
カプスベルガー:カナリオ(テオルボ・ソロ)/
ストロッツィ:何が出来よう?
フォンス・ムジケ:
【今村泰典(テオルボ)、ドロテー・ルクレール(S)、
ジョリー・ヴィニクール(Cemb)、レア・ラヘル・バーダー(バロックVc)】
録音:2013年7月24-26日、65’50
※日本語解説・歌詞対訳つき
※レコード芸術2014年9月号特選となった「カール5世の時代のスペインのビウエラ音楽」(VKJK1318)に続く今村泰典のQUERSTANDレーベル第2弾。
ヨーロッパを拠点に活躍するリュート奏者今村泰典が主宰するアンサンブル“フォンス・ムジケ”の最新作!まとまった録音が少ないバロックの作曲家に焦点を当てリリースを続けており、今回はイタリア初期バロックの女流作曲家、バルバラ・ストロッツィの声楽曲と、同時代を生きたイタリアの作曲家の器楽曲が収録されています。歌手であり、作曲家だったストロッツィ。抒情的で愛を歌った歌曲を多数作曲。喜怒哀楽の情感を豊潤に表現した独自の作風を聴く事ができます。17世紀イタリアの薫り漂うアルバム。日本語訳付き。
-------------------------------------------------
木管アンサンブルとハープによる楽しいアルバム!
バッハのイタリア協奏曲から「フニクリ・フニクラ」まで!
QUERSTAND(ドイツ) VKJK 1403
「イタリア協奏曲」
①J.S.バッハ:イタリア協奏曲BWV971 (木管四重奏&ハープ)
②ニーノ・ロータ:サラバンド(ハープ)
③ヴィヴァルディ:「調和の霊感」より第9番(木管四重奏&ハープ)
④パスクッリ:ベッリーニへのオマージュ(イングリッシュ・ホルン&ハープ)
⑤デ・ロレンツォ:ディヴェルティメント第2番(フルート、クラリネット&ファゴット)
⑥マスカーニ:オペラ「カヴァレリア・ルスティカーナ」より“間奏曲”(木管四重奏&ハープ)
⑦プッチーニ:オペラ「トスカ」より“星は光りぬ”(木管四重奏&ハープ)
⑧デンツァ:フニクリ・フニクラ(木管四重奏&ハープ)
※①③⑥⑦⑧の編曲:ハインドリク・シュノーケ
アンサンブル・ディクス:
【アンドレアス・ヌープ(Fl)、
アルブレヒト・ピンカールト(Ob、イングリッシュHr)、
ハインドリク・シュノーケ(Cl)、
ローランド・シューレンブルク(Fg)
リアーヌ・ピンカールト(Hrp)】
録音:2014年7月21-24日、DDD、63’01
※20世紀ドイツの新即物主義を代表する画家オットー・ディクスが生まれた地、ワイマール地方のゲーラで結成されたアンサンブル。このCDでは、イタリアの作曲家や、イタリアにまつわる作品をセレクトされています。ヴィヴァルディやバッハ、オペラの作品などを木管四重奏とハープという珍しい編成で演奏。心地良い音色が広がり、軽快に聴かせます。パスクッリの“ベッリーニのオマージュ”は、イタリアのオペラ作曲家ヴィンチェンツォ・ベッリーニの美しい旋律に溢れた作品。ハープとイングリッシュ・ホルンの柔らかな音に癒される。プッチーニは曲の華やかさを、語りかけるような優しさで表現し、“フニクリ・フニクラ”はユーモアに満ちている。これは多彩で楽しい。
-------------------------------------------------
※その他QUERSTANDレーベル新譜
VKJK 1411
「ハッセ、トゥンダー、ブクステフーデ~リューベックの聖マリア教会から生まれた声楽曲と器楽曲」
ペーター・ハッセ:オブリガード・ペダルのための前奏曲ヘ長調(オルガン)/
ペーター・ハッセ:7声のミサ/
ペーター・ハッセ:モテット「ああ私が聞いていることでしょう」/
フランツ・トゥンダー:7つのヴィオールのためのシンフォニア/
フランツ・トゥンダー:宗教コンツェルト「われとともに神の慈しみを讃えよ」/
フランツ・トゥンダー:コラール幻想曲「キリストは死の縄目につながれたり」(オルガン)/
フランツ・トゥンダー:宗教コンツェルト「汝の怒りをひるがえし」/
フランツ・トゥンダー:カンタータ「ダビデの子にホザンナ」/
フランツ・トゥンダー:コラール編曲「イエス・キリスト、神の御子」(オルガン)/
ディートリヒ・ブクステフーデ:カンタータ「愛するキリスト者よ、今ぞ喜べ」
ハンナ・ツムザンデ(S)、コルネリア・ザムエリス(S)、
シュテファン・カーレ(A)、トビアス・フンガー(T)、
ベンヤミン・グラウビッツ(T)、ヨアヒム・ヘッヒバウアー(B)、
ヨハネス・ウンガー(Org、指揮)、カペラ・セイント・マリエン
録音:2014年4月&5月、78’29
※2014年で生誕400年を迎えたオルガニスト&作曲家のフランツ・トゥンダーを記念して製作されたアルバムです。ドイツの港湾都市リューベックにある聖マリア教会の首席オルガニストだった、トゥンダー、ハッセ(トゥンダーの前任)、ブクステフーデ(トゥンダーの後任)の宗教曲、器楽曲、オルガン曲を収録。17世紀の北ドイツの音楽文化に多大な貢献をした3人の静謐で美しい音楽の数々。伝統が脈々と引き継がれていることを感じられる響きです。
VKJK 1418
「カンターテ・ドミノ」
~コリン・モービー(1936-):宗教的合唱作品集
収録曲/祝祭を祝う/カンターテ・ドミノ/ミサ・ブレヴィスイ長調/神を讃えよ/慈善と愛のあるところ/自然における神の栄光/主はわが牧者なり/ハレルヤ-コーダ/汝はペテロなり/オルガンが鳴り響く/ミサ「平和の王子」/アヴェ・マリア/ラウダーテ・ドミヌム/夜がやってくる/大いなる神よ、私たちはあなたをほめたたえる
ドレスデン・モテット合唱団、マティアス・ユング(指揮)、
ホルガー・ゲーリング(Org)、
フィルハーモニック・ブラス・ドレスデン
録音:2014年、66’09
※アイルランドの作曲家、合唱指揮者であるコリン・モービー。透き通るようなメロディ、躍動する歌声、とても美しく親しみやすい合唱曲ばかり。ジョン・ラターを彷彿とさせる雰囲気があります。声のエネルギー、力強さから感じる「癒し」を堪能できます。雄大な情感が聴く人を包み込む。おすすめです。
VKJK 1420(2CD)
「テュルク、ライヒャルト、レーヴェ:鍵盤作品集(2枚組)」
(DISC1)
ダニエル・ゴットリープ・テュルク(1750-1813):「愛好家のための6つのピアノ・ソナタ」より第4番ト長調
ダニエル・ゴットリープ・テュルク:「12のピアノ・ソナタ・コレクション第2集」より第3番イ長調
ヨハン・フリードリヒ・ライヒャルト(1752-1814):ピアノフォルテのためのグランド・ソナタヘ短調
カール・レーヴェ(1796-1869):ピアノフォルテのための大ソナタホ長調Op.16
(DISC2)
ダニエル・ゴットリープ・トゥルク:やさしいピアノ・ソナタ集
ヨハン・フリードリヒ・ライヒャルト:ペトラルカのオードについての小品
トビアス・コッホ(フォルテピアノ&チェンバロ)
録音:2013年11月、84’05
※ドイツのハレにあるヘンデル博物館に所蔵している歴史的鍵盤楽器のコレクションで演奏された貴重な録音!ハレと繋がりのある3人の作曲家の音楽を演奏しています。モーツァルトと同時代に活躍したドイツの作曲家であり重要な教育者でもあったトゥルク。現在でも使われている「クラヴィーア教本」を出版したことでも有名です。プロイセン王国の作曲家だったライヒャルト、ドイツ初期ロマン派の作曲家レーヴェの3人の作品を4台のフォルテピアノ&チェンバロを弾き分け、その楽器の特色や音色を聴くことが出来ます。シューマン・シリーズ(GENUINレーベル)など多数リリースのある実力派トビアス・コッホの卓越したテクニックにも注目です。
VKJK 1425
「テューリンゲンのオルガン第5集」~オルガン製作者ヨハン・ゲオルグ・フィンクのオルガン
ヨハン・ハインリヒ・ブットシュテット(1666-1727):プレリュードとカプリッチョ/プレリュードとリチェルカール/いと高きところには神にのみ栄光あれ/キリストの死の縄目につながれたり/天使の群れは、天より来れり/われいずこにか逃れゆくべき
ニコラス・フェッター(1666-1734):フーガハ長調/フーガハ長調/フーガト長調/フーガイ長調/いと高きところには神にのみ栄光あれ/キリストの死の縄目につながれたり/別形/イエス、わが喜び
アンドレアス・アームストロフ(1670-1699):いと高きところには神にのみ栄光あれ/イエス・キリスト主にのみたよりまつる/われらみどり児生まれたもう/主イエス・キリストよわれらをかえりみたまえ/別形/我々は生命の中に死を抱いている/主はわが信頼すべき羊飼いなり
ライナー・ゲーデ(Org)
使用オルガン
・ノイシュタット・アン・デア・オルラの聖ヨハネ正教会
・アルテンボイテンの教会分会堂
・ヴィアーツェーンハイリゲンの教区教会
録音:2010年8月、78’47
※18世紀ドイツの重要なオルガン製作者ヨハン・ゲオルク・フィンク。テューリンゲン地方の3つのオルガンを使用して録音されています。
VKJK 1429
「セラフ」
ハヤ・チェルノヴィン(b.1957):漸進的な刃(2012)
ヨンギー・パクパーン(b.1945):瞬間‐祈り(2013)
ルネ・メンゼ(b.1969):幻想曲と変奏曲(2006)
リサ・シュトライヒ(b.1985):SERAPH(2013)
クリスティーナ・マイスナー(Vc)、
ポウル・ショルストラップ・ラーセン(Org)、
ラインハルト・ゼーリガー(Vc)
録音:2013-14年、66’56
※イスラエル、韓国、ドイツ、スウェーデン…気鋭の現代音楽作曲家が書き下ろしたチェロとオルガンのための作品。ノイズのようなサウンドも包み込んでしまう、教会に響く神秘的な残響、音と音の間の緊迫した空気が刺さる。ワイマールのフランツ・リスト音楽院でスタニスラフ・アポーリンに師事したドイツのチェリスト、クリスティーナ・マイスナーは現代音楽を得意としており、ラッヘンマン、細川俊夫、クラムなどレパートリーも多数。